博士号をもつプログラミングの天才が語る学びの王道
基礎を先に徹底していたらいつまでたっても上達しないという真理
私がプログラミングや語学の学習を通して強力に実感していたこと。SNSの時代になって同じ感覚の人がたくさんいると知ったこと。
そして、プログラミングや語学の学習に成果が出る前に挫折してきた人々が味わった無力感の根源。すなわち、算数などの極めて根本的な基本概念を(こともあろうに最初の最初に!)言葉で教えられ・学ばせられることの害悪。無駄。ナンセンス。
まあ、どこの馬の骨かわからない私がいくら言っても聞く耳を持たないであろう教科書編纂者や教員免許を持った教師たちのために、ここにコンピュータサイエンスの第一人者が語る言葉をさっさと引用してしまおう。(強調部分の下線やマーカーは私が入れた)
もう、本当に、私が最初の最初にプログラミングをやった時と全く同じことが書かれてあって、涙が出てきた。
私は「幸いなことに」プログラミングは完全に独学だったので、「基礎を徹底してマスターしてから先に進みなさい」というたわ言を言ってくる人がいなかった。
おかげで、買ったばかりのマッキントッシュで、ハイパートークというスタック言語を学び始めて数日で、すべて自分の設計でブラックジャックゲームを完成させられた。ちゃんと掛け金を積み上げていき、すっからかんになるまでプレイできるやつだった。
そして何より、これが一番大切なことだが、楽しかった!
それこそ何百回と手直しを繰り返して少しずつ動作するようになっていった。最初の12時間、私は飲まず食わずでマックに向かっていた。だが苦痛など微塵もなかった。
存在理由を先生も知らない算数の基礎や、どういう場面で使えばいいのか見当もつかない英単語を教えられる10分間のほうが何倍も苦痛だった。
こんな体験をした私と、「計算機科学」博士と(彼が計算機科学という言葉を嫌っていることは知っているが今は説明のために仕方なく使っている)が、口を揃えて言ってやります。
頭脳学習の分野において、まず最初に基礎を徹底すべきだなどというのは絵空事だ!ク○だ!
お皿に載った果物の掛け算を、果物×お皿にしないと答案にバツをつけるような教師は、数学者としても教育者としても偏った貧困な考えしか持っていないと結論づけてやる。ああ結論づけてやるともさ。
計算ができない数学教師は流石にいないと思うが、子供を算数嫌いにする才能に長けた小学校教師は、悲しいことに実在する。英語がネイティブに通じない英語教師はおそらくたくさんいる。共通しているのは、自分が物凄い遠回りや、間違った学び方をしてきたことに気づいていないことだ。
世のお父さん方、お母さん方、子供の保護者の方々に言いたい。
- 学校教師に素晴らしい人はたくさんいるが、全員ではない。
- 間違った教え方が主流を占めている業界は世の中にたくさんある。
これは事実だ。
じゃあ、どうすればいいか。教師全員に、(より)正しい教え方を徹底させるのは非常に困難である以上、
「大事な我が子の知性は親(保護者)が守らなければならない」
と心して子育てをすることだ。
学校に丸投げなどしてはいけない。これは先生たちにとってさえ迷惑だ。本当は優しい先生たちを疲れさせて鬼にしている元凶でもあるのだ、丸投げは。
どうやって我が子の知性を守ればいいか。
子供は誰の遺伝子をもらったかなどと関係なくみんなもともと知的であり、大人がバカに育て上げている。
つまり、
知的な活動を邪魔しないこと
がほぼ半分以上だ。もしかしたら8割だ。
親が勉強を教えられなくてもかまわない。むしろ、中途半端な知識で勉強など無理やり教えないほうが全然いい。
具体的なことは私のブログではまだ言い切れていないので追々書いていくが、過去記事で今思い当たるのはこれかな↓
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