スローライフをハック

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スローライフとは文字通り、ゆったり人生という意味の言葉だが、「ゆったり」について抱く感覚は人によってだいぶ違う。

もともとのんびり屋さんの人と、生き急いでいる人、両方に、私は言いたいことがある。だから「スロー」と「ハック」という本来なら相反する言葉をつなげ、好んでこれを遣おうと思った。

具体的な話はこれからこのブログのメインテーマとしていくつも語っていくつもりだが、手始めに重要な真理らしきものを述べてみる。

何もしない時間

何も考えなくていい時間

好きなだけ好きなことを考えていられる時間

意識的には何もせず考えることもしない時間

これらの時間は、どれも、豊かに富んだ人生を送るための貴重な恵み=富そのものだということ。

スローライフがもともと好きな人の多くと、富豪と言われるレベルの人のほぼ全員はすでに、「物は財産ではない」ことに気づいている(と思う)。投資家の記した書物でも、読むたびにやはり口をそろえるように語られ(示唆され)ている。(文献も後日、レビューとともに掲載したい)

(真に幸福な人生のために)必要な時に必要なものや機会が得られるポテンシャルこそが本当の財産だ。

そういうポテンシャルの具体的なカタチとして、

  • お金
  • 人脈
  • 技能・知識
  • 地位・影響力

などなどを人は求めるけれど、上に挙げたものは別に、どれかが欠けていてもなんとかなる。一生涯欠けたままでも幸せになれるし、どうしても必要なら後から手に入れることもできる。

ただ、これらのものを短期間で大量に手に入れるにはかなりのレベルの能力や運が必要となる(だから、いざという時のために、手に入れられる時に手に入れておいて損はないという意味で、色々な人があれが大事これが大事と言うのも一面では間違いではない)。一方、これらは短期間でさえなければ簡単に手に入れる方法もある。つまりそれが

時間をつかうこと

時間は生まれながらに誰でも「持っている」。なのになぜ、人々の人生の満足度にこんなにも大きな差があるのか。大事なのはその使い方だから。

ライフハックというと「時短術」を連想する人も多いかと思うし、具体的な時短術の数々は私も好きだ(このブログでもどんどん取り上げたい)が、

「時短術で時間を作り出す」ことばかりに一所懸命になって「作り出した時間」の使い方を知らないまま無駄に費やして一生を終えてしまうという悲惨なことだけは、避けたい・避けて欲しいと願っている。

歴史に残る資産家達が語る投資の極意にもっとも頻繁に出てくる真理のひとつに「コツコツ時間をかける」がある。それももちろん時間の有効なる使い方の一端だ。お金だけでなく、知識も身体能力も健康もコツコツ時間を味方にすることで難なくしかも「時間が経ってみるとびっくりする」ほど向上する。

ただ、

人生には岐路もある。一瞬の判断が明暗を分けることもある。

懸命にフルパワーで「休みなく」走り続けている人と、
惰性で時間を無駄に垂れ流している人、

共通に増大している危険がある。それは、

  • 岐路=分かれ道に気づかない、
  • いざという時どっちに進むべきかわからない、
  • 「兆候」を無視して自然でない方向(本当は行くべきでない道)に猛然と進み続けてしまう、

という危険。

その危険を極力最小限にする、回避するために、真っ白な時間がどうしても必要なのだ。

スローライフには自ずとそれが備わっている、都会でも田舎でもそれは手に入る。もち、形だけの「スローライフ」に凝りまくって悦に入って「空白の時間」を失ってはいけない。朝から晩まで農作業に明け暮れても本末転倒。

どこに暮らしても珠玉の時間を手にし、「行くべきところへ行き着く」。

そのための道標や知見や感覚やらの数々を私は遅まきながら見つけ、今もまた「貴重な時間」の中でさらなる「時間」を見出し、時間を超えた何かに向かってゆったり正しく流されたいと思いながら生きている。その過程と発見と考察を(大いなる余談とともに)、ここで語っていきたいと思っている。

「で、どうすればいいん?」という具体的な話をこの記事内で書かずに終わってるぞと失望した人には申し訳ないけれど、要点は強調してあるので、スローライフ、時間、といったキーワードを意識してよくよく読み返して自分の人生と照らしてみれば、あなたもあなたも思い当たる、気づくことはすでにいくつもあるんじゃないかと信じている。

ともあれ今回はテーマ(の一部)表明ということでご勘弁を。