【猫話 序2】この子猫の物語を。
この子を敷地内で見つけた時から、いつかブログに書いていくことになるだろうと思いながらすぐには経過を載せる気になれなかった。
無事に保護できるかさえわからなかった。悲しい結末になった時、ぱったり話を途切れさせたりなどできないし、嘘も書きたくないし、といって何より私が苦手なのは、
私の語ることによって人が救いのない悲しみに沈むこと
なの。
こんなんでよく作家目指せるよなーと自分でも思うが、自分が泣くことの百倍、人を泣かせるのがつらい。
このごろになってようやく、この子の写真をインスタに上げたりできるようになったのは、私の心の整理がついてきたからに他ならない。
心の整理なんて言葉を出すからには、心配で心配で睡眠不足になるような経緯が確かにあった。けど、その事に、その気持ちに、私がどう救いを得、どうケリをつけつつあるかという前を向いた経緯もまた、人に知られる価値のあることかもしれない、と思った。だから、書くことに、そして公開することにした。
これからこの記事と9月30日の記事には序のNo.がついて、次から本編が始まるのだろう。そしてこの子猫と私たち父娘の日常が続いていくのだろう。
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