読書してたら炎天下20km歩いたの思い出した

2021年8月31日z-日の徒然,サバイバルスキル

『漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」』読んでたら

漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」
漂流するトルコ―続「トルコのもう一つの顔」小嶋剛一 著
小島先生がトルコ政府から「国外自主退去」させられ,陸路フランスへの帰宅を目指した日のところ。ギリシャに入国したのち1日1本しかないバスに乗れずタクシーも法外に高く,やむなく徒歩で30kmの道のりを歩かれたというくだりを読んで頭が

遠い昔の記憶にトリップして読書ストップ💦

東京からヒッチハイクで石川県を目指した二十歳の夏,乗せてくれたトラックが福島行きだったため,明け方福島から始発で南下して朝に猪苗代駅着。そこからとりあえず歩いたら国道にぶち当たり,猪苗代湖沿いに炎天下の国道を歩いた。ヒッチハイクとはもともと歩くのがメイン,とはいえ運よく車に乗せてもらえれば距離が稼げるので,チャンスがあれば車に声をかける。

実際やったことのある人しか知らないと思うけれど,映画みたいに走っている車を止めようったって,10台中10台が止まってはくれない。特に日本は。なので,ドライブイン的な店の駐車場とか,信号を探さなくてはならない。

ということで歩きに歩いたが店はおろか信号もねーし。車も全然走ってねー。(1980年代の話)

地図上方の猪苗代駅から国道49号に出て西にひたすら歩いて294号に出るところのY字路まで,炎天下を約20km歩き通したあの日。痩せたGジャンの若者を乗せてくれた名古屋ナンバーのワゴンの方,あの時は本当にありがとうございました(((. . *) ペコリ

で、小島先生は30km

だとぉ〜(その前にも歩かれてるので距離はもっとだ)、大変さがよーわかります。身にしみて。

しかし思い出してみると私も本当にその日は前の夕食にトラックのお兄ちゃんがカレーを奢ってくれたっきり、何も飲まず何も食べずに朝から昼頃まで歩いたんだから

人間けっこう丈夫にできとるよね。

とは思ったものの、それは私に関して言えば若かったからというのが大きいし、朝から午前中いっぱい飲まず食わず20km歩いた程度で丈夫だとか言っていたら、笑われる人からは鼻で笑われるだろうな。

この本を読み進めると、その後にはもっと悲惨な目に遭っている人の話も出てきて、恵まれた国の恵まれた時代に生まれて多くの人や目に見えない何かや神様に助けられて生きられていることを省みて、神妙な気持ちになるのだった。