エネルギー高騰に振り回されない生活

2022年3月11日サスティナブル,スローライフハック,やめて正解,家事習慣,薪を焚く,雪国

石油燃料(灯油やガス)や電気、普段利便性で使ってても、いざ無くなってもなんとかなるだけの用意とスキルがあってこそ、本当に安心が手に入る。

うちは電気は最安を探して月々2600〜3000円くらい。月に10回以上炊いているご飯を七輪で炊けばさらに200円以上節約できるが、今は他にやりたいことや片付けたいことがあるので月200円払ってスイッチオンで楽してる状態。スローライフ満喫するならホントは七輪&土鍋で炊くのを通常にしたいけど、冬場は特に、水を極力使わないようにしているので土鍋を洗うことを考えるとなかなか踏み切れないでいる。炊飯器の釜は、余熱で乾いた後にウェットティッシュで拭き取るだけで済むのでこの差は捨てがたい。

子供の頃からよく家族で海水浴の時に飯盒炊爨もしていたしボーイスカウトにもいたので、鍋ひとつあればそこらへんに落ちているものでカマドを組んでご飯を炊くことはできる。この辺は、いざとなったらできる、でいいと思ってる。

ガスは随分前に、プロパンの契約を停止した。調理用にカセットコンロを使っているが、冬場はストーブか電子レンジでほとんど用が済んでしまうので、半年で数本も使わない。

灯油も、真冬で娘がリビングにいる間だけポータブルストーブを使ってあとは薪ストーブなので、かなり少なくて済んでいる。北海道で一般的なFF式は、使ってない時の待機電力がやたらとかかっていることがわかった上に、最近のタイプは天板にヤカンを置けないという許しがたいデザイン(なぜか北海道ではそういうのが流行りらしい)ばかりなのでもう二度と使わない。薪ストーブがあればFF式の火力はまったく必要ない。

ほんと、ポータブルストーブの天板で沸かしたお湯を真空ポットに入れるだけでどれだけ無駄がなくなるか、逆にいえばそれをしないことでどれだけ熱量とお金をドブに捨てていたかと。

薪ストーブでもお湯は沸くけど、薪ストーブは輻射熱こそが本命なのでお湯を沸かすほどガンガンには普段燃やさないことで薪も無駄にしないで済む。その代わり七輪が大活躍。今みたいに灯油価格が狂気の沙汰になっている時は、特に。

七輪の経済性は非常に高い。薪ストーブの天板よりも熱効率は格段に上で、ガスコンロにも負けない火力を得られる(風を送り込むと軽くアルミを溶かせる温度にもなる。普段やらないけど)ので、薪ストーブの中から真っ赤な熾をつまみ出して七輪に移す。

七輪を使い倒して余った炭は、蓋を密閉できる缶に入れておけばすぐに火が消えて再利用できるし新しい炭より火付きに優れている(その代わり長持ちはしない)ので、イチから炭を熾す時に重宝する。バーベキューなんかやる人は、うまくすれば新聞紙ひと握りで1分かからず火がおきるのでとっとくといいよ。(熱い炭を入れた缶のフタを閉める時は滑らない手袋をして手早くね。めちゃめちゃ熱くなって、早く閉めないと表面の塗装が溶けることも)。

長府工産 七輪[大] 直径29cm 送料無料

在庫ありですぐ買えるのはアマゾンだけど実はひとまわり(おそらく直径4センチくらいかもっと)小さいので要確認、あるいは別のメーカーのを検討求む。楽天は私のと同じのがあるけど今は受注生産らしい。ヤカンのお湯を沸かす、鍋やフライパンで調理するくらいなら外径25センチくらいでいけるかもしれないが、魚を焼くには29センチでもギリギリ。なので魚や串モノを焼きたければ角形がオススメ。

下にリンクしたような安い七輪は珪藻土でない(代用材料が大部分となっている)こともあるけど、毎日煮炊きするのでなければ使えるはず。ただ、七輪は本物でも偽物でもズブズブに濡らしたらアウトだと思って。吹きこぼれとか油の滴りは燃やしてるうちに乾くけど、わずかな水気や高い湿度でも濡れたまま放置するとカビが生えます。本物の珪藻土なら特に。キャンプで使った時など、雨ざらしや夜露に濡らすのはもってのほかだから。