「無題」と書きたくなる気持ちがわかった日 (たぶんその1)

2021年8月23日f-父と娘と,z-日の徒然,,薪を焚く

いろいろあってありすぎて、十何年かぶりに再び物を書こうという気になった1児の父。私が40代の時に生まれた娘は現在中学生。

ここではないどこか、もう少し都会などこか、田舎でももう少し便利などこかへ引っ越すかという選択肢も話してみたことがあるけど、「自然が好き」「田舎がいい」「ここがいい」と娘は言うので、当分、あるいは一生、冬の厳しいこの地に住むだろう。

そう思って今年も木を植える。勝手に生えてくれるイチイや唐松を植え替える。

「薪にできるのに何年くらい?」ふと娘が言う。
「白樺や唐松で早くて15年とか20年とか、ほかの木は30年とかかな」と答えると、ふえ〜という顔を一瞬する。

妻が天に昇った日、娘がこの世にいてくれなかったら、あと1日も生きていたくなかった。

今は、植えた木が太くなるのを見たいなと思っている。

イチイの若木
イチイの若木ね