北海道などでオーロラ。やな予感も
以前、『吾妻鏡』の記述をもとに天文学系のチームが当時の状況を計算し、それがオーロラであった可能性が高いと分かったという興味深い記事を読んだ。
しかしその記述の年代の近くに飢饉が3年続いた大変な年があったのを私は前から別件で気にしていたので、さらに吾妻鏡を自分で読んでみると、やはり飢饉の年にも「紅い空」の記述があった。
「低緯度オーロラ」
低緯度オーロラは、普段見られない場所で美しい空の奇跡が見られて貴重な体験ではある。
ただ、いやな予感もつきまとう。
そもそも磁極のズレや太陽活動の変化によって引き起こされる現象なわけだから。異常気象、ひいては農業や生命活動への影響が間接的に、あるいは直接的にあっても何も不思議ではない。
日本でオーロラが見えてることが十分不思議。だから見えちゃった以上、オーロラが見えちゃうのと同じくらい珍しい異変が気象や自然環境や一次産業に起こっても、それはこじつけとか迷信とかじゃなくて、当然自然なことかもしれないわけ。
もちろん、オーロラと不作には因果関係はない。統計的に相関関係があるかどうかも現時点で私にはわからない。ただ、同じ原因から二つのことが起きたとしてもおかしくないというだけだ。オーロラを低緯度で「見せている」要因は、気象にも影響する可能性が十分にある、ということ。
オーロラ拡大の原因と、実際に起こった他の現象との間に全く関係がない場合もあるので、「それは偶然」という可能性もまた当然あり得る。例えばフラれたりテストの点が悪かったり自転車で転けたり芸能人が不倫したりしても、それは太陽フレアのせいではおそらくない。
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