チビと馬鹿にされたこと?

メンタル,心理学

現代の平均からするとかなり背が低いが

馬鹿にされたことがほとんどない。不利益を感じたことも、高校を出てからはない。

私は身長160cmギリギリないくらいなのだが。

とあるゲーマー女性に言わせれば「人権ない」どころか、成人男性としてありえないのだろう。

高校の時は、背の高い同級生が軒並みモテているのを僻んだことはある。今も年頃の童貞くんたちの悩みがとてもよくわかる。

だが24歳で初めて恋人ができて以来、真面目な恋愛関係だけでも二桁あった。これは妻と結婚する前に妻から追及され数え上げさせられてわかった数字だが、実は申告漏れがさらにあった。今さらごめん。

で、背が低いことを引目に感じたことは、フラれまくっていた時期の恋愛においても、高校卒業以来1度もない。

思うに同年代ばかりをきっちり大量に一か所に収容することが間違いのもとだったのだろう。考えてみれば狂気の沙汰だ。入学年齢が決まっている学校というのは不自然極まりない。その点、大学や専門学校は問題ない。

話を戻すと、背が低いことで馬鹿にされたことってあったかな、とさっき記憶を振り返った、それが今日これを書こうと思ったきっかけ。

私に「チビ」と叫んで逃げていったヤツ

がいた。小学生の頃か、違う学校の男子だったと思う。顔もまったく憶えてない。

どこかで遊んでいて、うちの学校の友人たちとそいつらの集団とで、なんかつまらないことで言い合いになったんだと思う。

それで相手集団は結局うちらに言い負かされたか、場所の取り合いに負けたか、まあとにかく何か負けたんだ。うちらは残り、そいつらが去って行ったのだけは憶えているから。

もしかしたら私が1人で言い負かしたのかもしれない。というのもその捨て台詞は私だけに向けられていたからだ。

「………………、チービ!」

随分時間かかった、その言葉が出るまでに。考えに考えたのだろう、何か言い返したくて。

子供心に、私は思った。

「ほかに何も見つからなかったのだな、私をけなす言葉が」

馬鹿にされて傷ついたことはない

思えば、私はだいたい、負け惜しみでは決してなく、むしろ頭のネジが外れたサイコパスのような感じで、悪口に対しては「何言ってんだろ、かわいそうに」と本気で思っていた。

私に馬鹿という奴はたいてい私より明らかに馬鹿だったし、私より圧倒的に賢い人間から馬鹿と言われれば私は素直に「うひゃーお恥ずかしい」と思ってきた。

同レベルの友人から馬鹿と言われれば、「お前が言うな」と言い返した。

で、結局、馬鹿と言われて傷ついたことがない。

チビは、子供の頃は、同年代で比べられて確かに不利なことがあったので、もっと背が高けりゃなあ、と思ったことはあった。

だが、誰かから「チビ」と罵られても、上に書いたみたいに、「それだけかい」と思っただけだった。罵るという行為そのものがすごく馬鹿っぽかったからだと思う。

そんな私の少年時代も、友人に言われて傷ついたことはある。内面というか、振る舞いというか、私が悪いと思ってなかった言動を、私をハナから嫌っていた同級生から「これやから好かん」と。

あれはダメージあったなあ。言い返せなかった。私が確かに自己中で、嫌うにも一理あると思った。で反省した。好きな人間ばかりでつるんでたら、反省する機会もなかったかもなあ。